今年度前橋高校に合格した生徒について書きます。
高校の合格発表当日に保護者様とあいさつに来てくれました。(書くの遅くなってごめんね)
色々と話をした後、
「前高合格で君をテーマにブログ書くとしたらタイトルは何がいい?」
と聞いてみました。
迷うかなと思ったのですが、すぐに返事が返ってきました。
「努力・・・努力の継続の大事さですね」
さすがというかやはりというか、努力を怠らず合格を勝ち取った生徒というのはこういったことがサラリと出てくるのだなと思った次第です。
「長文が読める!!」
実は彼、以前在籍していた生徒の弟さんです。
そのため中一の頃に少しだけ教えたことがあります。
しかし入塾は中3の夏でした。
夏までは部活が忙しかったからです。
偏差値は50後半からのスタートです。
前高に合格するには最低でも65くらいにはしなければばりません。
苦手だという英語を受講、途中から国語や数学もやっていくことになります。
時期や目標とする偏差値を考えながら塾でやる内容を決めたり、課題を出したりしていきます。
中3の夏以降は早めに基礎を終わらせて、多少無理をして背伸びをしないとだめです。
レベルに合わせるのも時には大事ですが、9月や10月にそんなことはやっていられません。
一人ですらすら解ける問題など塾で行う必要はありません。
講師の力を借りて何とか読めるくらいの英語長文や、日本人が間違えやすい英作文などをやっていきます。
文法ももちろん大事です。
しかし英語はそれだけではありません。
リスニングや長文読解もありますから、一石二鳥どころか一石三鳥、一石四鳥の勉強を中高生は英語においてするべきです。
地道な努力はもちろん大事ですが、限られた時間をどのように使って効率的な勉強をできるか考え、提供するのも塾の仕事だと思います。
効果は3ヶ月ほどで出ました。
英文の発音が改善され、問題を解くスピードも上がりました。
合格後聞いたところ、やはりその頃から手ごたえが感じられたそうです。
「長文が読める、分かるぞ!!」と。
努力の継続
彼は自習でも塾を活用していました。
自主的にやっていたかというと最初はそうではありませんでした。
夏以降部活動が終わり、勉強中心の生活にできているか尋ねたところ、
「まだちょっと・・・」
という歯切れの悪い言葉が返ってきたので、
「じゃあこの日は自習に来るって決めてやるのが良いと思うよ」
と提案し、そうしていくことに決まりました。
勉強というのは、ある日突然スイッチが入ったかのように取り組めるものではありません。
私含め、多くの大人が仕事において実感していることではないでしょうか。
やるからこそやる気がでるということは科学的にも実証されています。
まずは始める事が大事なのです。
彼が自習用のスペースで入試用の教材だったり、私が出した課題だったりを真剣に取り組んでいた姿は今も焼き付いています。
あらためて、塾講師として兄弟姉妹で頼っていただけるというのは非常に光栄でうれしいことです。
彼は中1の頃、講習に参加してくれて以降は他の塾に通っていませんでした。
他の塾は検討もしなかったそうです。
そして入塾後は様々な助言を聞き入れ、実行してくれました。
塾をむやみに休まず、指示に従ってくれれば成績は間違いなく上がる。
そんな塾であり続けたいと思います。
「子どもも大人も、努力の継続が大事!!」
個別指導塾 栄伸館塾長 小西啓太