公立高校の入試が直前となりました。
毎年の事ではありますが、真剣に頑張っている子ほど不安になってしまうようです。
二学期以降は思うような成績が取れなかったり、不安だったりで面談中泣いてしまう子も多くいました。
それでも合格圏に届くまで、ここまでやってきた中３生は本当に偉いと思います。
是非本番ではベストを尽くしてほしいなと思います。
予想外のことは？
昔、入試直前にこう言われたことがありました。
「先生って入試に出る問題、予想がついているっていうか全部分かっているんですか？」
私は「ある程度傾向から予想はできるけど、絶対にこれが出るとか出ないとかは言えないよ」
と答えました。
この気持ちは今も変わりません。
むしろ強くなっているかもしれません。
出題者も毎年工夫していますからね。
ただ私の仕事は問題を予想することではなく、どんな問題が出ても対応できるようにすることなので、それで差し支えないとも思っています。
しかし、塾生の合否はある程度予想できます。
特にがんばっている生徒は。
「この子はちょっと危ないかもしれないな・・・」
と思っていた生徒が合格になったことは何度かあります。
当日の問題との相性が良かったり、倍率が低かったりなどが要因でしょう。
そういった意味で、予想外の合格というのは確かにあります。
しかし、模擬試験での成績だったり、日ごろの頑張りの様子を見たりして、
「この子は大丈夫だろうな」
という子の不合格は過去一度たりともありません。
予想外の不合格は、公立高校入試ではないのです。
他県や大学入試となると話は違いますが、今のところ群馬県の公立入試はそういうものだと思っています。
書いていてあらためてはっきりしてきたことではありますが、私の仕事は
「ちょっと危ないかもしれない」という生徒をゼロにし、「大丈夫！！」と塾生全員に自信をもって言えるようにすることですね。
塾生へ
努力が報われる時が来た。
受験生時代を振り返れば、夏、私に叱られて泣いてしまった君も、よくここまでついてきたね。
「がんばっているのに・・・」と思うように成績が上がらず泣いてしまった君も、なんとか辛い時期を乗り越えて成績を上げられたね。
志望校選択で迷った君も、変更してからの方が前向きに勉強できている気がするよ。
十分な成績をとれているのに、テストごとに一喜一憂してしまった君も随分と精神的に強くなったね。
自分はできないと思い込んでいた君も、昔と比べればだいぶ成長したよ。
得意と苦手がはっきりしていた君も、得意をさらに伸ばせ、苦手もそうではなくなってきたね。
もっと早くがんばっていればと悔やんでいる君も、何とか間に合ったし、その後悔は高校生活で活かしてくれればいいんだ。
君も、君も、君も。
きっと大丈夫。
個別指導塾 栄伸館塾長 小西啓太
