附属中3年生 二ヶ月で英語偏差値43→58

夏休みを経て、二ヶ月と少しで英語の偏差値が15上がった生徒がいます。

五教科だと8上がりました。

まだ上げなければいけない教科もありますし、気を抜けば下がる可能性もあります。

しかし偏差値が15上がれば高校選択の幅は大きく広がります。

また、1教科だけでも成績が上がれば自信につながりますし、「他の教科もがんばろう」となる可能性は高いはずです。

 

会社員時代はこの統一テスト(模擬試験)、実は結果を見るのが怖いこともありました。

自分で教えていない教科や、そもそも授業では全く見ていない生徒も存在したからです。

ただ、今は違います。

全て私が見ているので、

「この子はこのくらいできるはずだ」

というのが感触として分かるからです。

テストを返却する際に

「ちょっとこのままだと・・・」

と言葉を濁しながら話すのと、

「よくがんばった!!この調子で行こう!!」

と言えるのとでは返す側の気持ちが全く異なります。

何より生徒の嬉しそうな顔を見ることができると、些細な疲れや嫌なことが吹き飛ぶくらい幸せな気持ちになりますね。

成績を上げる意味、勉強する意味

テスト返却後、しばらくしてからこんな質問をしてみました。

「おうちの人はどんな反応だった?淡々とした感じ?それともヒャッホー!!って感じ?」

「うーん、ヒャッホー!!って感じでした」

 

塾で勉強を教えるという仕事をしていると、

「なぜ人は勉強するのか、なぜ成績を上げなければならないのか」

という疑問を避けては通れません。

スマホでたいていのことは調べられる時代です。

外国語の翻訳機器もますます進歩していくでしょう。

しかし、「ヒャッホー!!」なんです。

テスト結果を見た時私は心の中で歓喜しました。

生徒本人も、保護者の方もそうでしょう。

勉強して成績が上がる。

言葉にするとそれだけですが、それだけのために塾だけでなく、教材やテストを作っている方々、学校の先生方、保護者の方々、色々な方々がみえないところで動いているんです。

そして、成績が上がるだけで周りの人間が何人も幸せになるんです。

「勉強しても意味がない」

そんなことあるはずがない!!

ただ楽をしたい、勉強しなくていい理由を必死に探している人間にそんなこと言われてたまるものか。

そんな風に思いました。

勉強と仕事

学習塾が季節講習を行うのは成績を上げるためです。

もちろん塾もボランティアではないので利益を上げるという理由もありますが、

少なくとも私は成績を上げるために必死で講習の期間を過ごしています。

今夏も11:00から20:35の間、休憩を挟み90分×5の個別授業を20日間こなしました。

私一人で教えているので、教えている科目が上がらなければ間違いなく自分の責任。

そういう意味で会社員時代とはまた違うプレッシャーがあります。

しかし、

「プレッシャーがなければ良い仕事なんてできないんですよ」

とはスタジオジブリの宮崎駿監督のお言葉です。

(YouTubeでたまたま見て励まされました)

世界的な映画監督と私、ステージが違い過ぎるかもしれませんが、おっしゃりたいことは分かります。

いえ、分かるようになりつつあります。

 

勉強と仕事、まったく同じではもちろんありません。

しかし似ているところはたくさんあるように思います。

宮崎監督のお言葉を少しアレンジさせてもらうと

「プレッシャーがなければ良い勉強なんてできないんですよ」

定期テストもあり、まだ幼い中学生にはきつい時期だろうなと思います。

それでも、私は言います。

がんばれ。

負けるな。

力の限り。

 

個別指導塾 栄伸館塾長 小西啓太

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