(あらかじめ許可を得て書いています)
みずき中2年T君1学期期末テスト、英語100点でした。
5教科も450点を超えました。
amazing!!(おどろき!!)と学校の先生が書いてくれていますね。
それも分かる気がします。
だって、一年前は英語が50点未満だったのですから。
T君が初めて塾に問い合わせてくれたのがちょうど去年の今頃でしょうか。
「英語に苦戦して・・・」ということで夏期講習に参加してくれ、9月から正式入塾してくれました。
保護者の方から後日、本人が「楽しかった」と語ってくれていたと聞きました。
私はいわゆるギャグを言ったり、その時流行っている話題に積極的に触れたりはしません。
ただ、私は英語にしろ国語にしろ数学にしろ、深く分かればおもしろいと思っていますし、少しでも興味を持ってもらえたらと工夫しながら教えています。
私の話や教え方に少しでも惹かれ、通ってくれている生徒、ご協力くださる保護者の方々には感謝の念に堪えません。
この場を借りて、あらためて感謝申し上げます。
ありがとうございます!!
諦めないこと、信じること
少し昔話をさせてください。
もう何年も前に部下と口論になったことがありました。
私からすると、指導に工夫、熱意が感じられなかったのです。
私は言いました。
「なぜもっと熱意を持って教えないんだ!?〇〇さんに90点以上取ってほしくないのか!」と。
部下は答えました。
「誰でも90点以上取れるわけじゃありません!」と。
・・・・・・・・・・
(まぁ、一理はあるんだけど、それをプロが言っちゃ終わりだし、子どもの限界を勝手に決めるなよ・・・)
と言いかけましたが、恐らく言っても伝わらないだろうなと思ってその場を終えました。
私が現在、自分一人で指導している一因がこれです。
残念ながら、世の中には「この子はこのくらいだろう」と勝手に決めつけて教えている講師の方も多いと思います。
なぜかというとamazing!!な伸びを見せた生徒を見たことがないから。
諦めず、信じ続ければ応えてくれる子どもに出会ったことがないから。
諦めず、信じ続けるということは簡単なことではなく、時に苦しいことでもあるから。
保護者の方々へ
おそらくこのブログをお読みの方は教育熱心な方、塾をお考えの方が多いかと思います。
テストの点数で悩み、苦しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな保護者の方々にお願いがあります。
どうかお子さまを信じてあげてください。
時には予想を下回る結果だったり、成績が下がったりすることもあると思います。
ただ、責めないであげてください。
一緒に解決策を考えてみてください。
前向きに応援してあげてください。
確かに誰でも90点以上、100点が取れるわけではありません。
そんなこと、教育に携わる人間であれば百も承知です。
それでも信じるんです。
たとえ何度裏切られようとも。
応援してくれる大人、信じてくれる大人が周りにいれば、子どもは目覚ましい成長を見せてくれることがあるんです。
T君もそうです。
結構厳しいことも言いました。
「単語の覚え方、もっと工夫できるよ」
「発音違うよ」
「先生になったつもりでUnit3を読んで説明してみて」
塾に通って50点未満がすぐに60点になりました。
80点も取れるようになりました。
でも私はやっぱり100点を取ってほしかったから彼を信じ続けた。
彼も現状に満足せず、諦めなかった。
だからこそ、この結果です。
T君のような例がしょっちゅうあるわけではありません。
でも・・・嬉しかったなぁ。
多少の疲れや嫌なことが全部吹き飛ぶくらい嬉しかった。
しばらくはこの仕事を辞められそうもありません。
個別指導塾 栄伸館塾長 小西啓太