前橋の中学、高校の期末テストが目前に迫ってきました。
中学3年生は今日で終了のところもありますね。
現在、栄伸館には9つの異なる中学、高校の生徒が在籍しています。
開校前は近隣のみずき中、附属中の生徒さんが中心になるだろうと想定していましたが、多少遠くても価値を感じ、送迎をしてくださる保護者の方、がんばって自転車で来てくれる生徒さん、あらためてありがとうございます。
この場を借りて感謝申し上げます。
そういう訳で私も最近はそれなりに忙しく、HP、ブログ更新が滞ってしまっていました。
ただ、授業日以外にも毎日のように自習に来てがんばっている生徒を見ていると
通常業務以外にも「自分も何かしないと」と元気をもらえますね。
英語が難しい?
中学1年生の英語が難しくなりましたね。
ほんの数年前までは中1の1学期の英語はアルファベット、簡単な単語が書ければOK、というレベルでした。
しかし、現在は「小学生で簡単な英語は習ってきたでしょ」という前提で授業が進んで行きますから大変です。
ただ、この前提は機能していないのが実情のようです。
(あくまで私の周囲の小学生、中学生を見たり、話を聞いたりしての判断ですが)
諸外国と比べ、日本人の英語力が低いのは事実で改善する余地があるのは確かですが、理想論ばかり先行している気がします。
高校生で習うような単語や文法が中学に降りてきたり、文量が増えたり・・・
今までも「英語が不得意」、「苦手意識がある」生徒をたくさん見てきました。
その多くを何とかしてきたという自負はありますが、ちょっと状況が変わってきましたね。
どういうことかと言うと、ずっと英語が苦手で放置してきた場合、手遅れになってしまうケースもありえるということです。
手遅れにならなくて良かった
M君は英語と数学に危機感を抱き、1学期終わりに入塾してくれました。
非常に素直で教えやすいなという印象です。
栄伸館では授業後、毎回短い感想を書いてもらっています。
次回以降の授業に反映するためです。
M君は最初の頃、毎回
「〇〇がむずかしかったです」
という感想だったので
「気持ちは分かるけど、もう少し前向きな事を書こうよ」
と言ったところ
「〇〇がむずかしかったけど、できるようにしたいです」
と、内容が変わりました。
それを見て思わず笑みがこぼれました。
こういう素直さがある子は例外なく伸びます。
1ヶ月も過ぎた頃にはだいぶ英語が改善されました。
まず、英文を読めるようになりましたし、音とスペルには関連性があることを理解してくれました。
長い単語や英作文もスラスラかけるようになりました。
夏休みには復習がある程度終わり、予習に時間を割けたのも大きかったと思います。
塾で学校より先の内容を進めていないと高得点を取るのは困難です。
英語が得意なのは大きい
結果は80点。
40点アップ。
逆転、起死回生と言ってもいいのではないでしょうか。
今も継続して勉強していますが「英語が得意」と言っていいレベルになってきています。
中1生がつまずく「代名詞」「三人称単数」も問題なく出来ます。
テスト範囲が発表されましたが、思った以上に範囲は狭く、期末テストでは90点以上、いえ95点以上を狙えます。
(もちろん100点を目指して指導しますが、1,2問のミスは致し方ないかなと)
中学、高校と英語は学ぶわけですから、それが得意であるというのは大きいのではないでしょうか。
逆に英語が「苦痛」だとすれば、かわいそうだなと私は思います。
あくまで私の目、手の届く範囲だけ。
出来ることは限られていますが、子どもたちの勉強が少しでも苦痛でなくなればいいと願います。
補足 M君、数学も20点以上アップしました。
個別指導塾 栄伸館塾長 小西啓太