11月初旬に無料体験を受け、入塾を決めてくれたI君。
趣味や好きなことで話が弾み、数学の体験授業もスムーズに終えられました。
保護者様がご心配されていたのは、「やったことをすぐに忘れてしまって本番で得点できない」という事でした。
分かります。
私も塾講師を始めたばかりの頃は「ちゃんと教えたし、範囲は一通り終えたし大丈夫だろう」という軽い気持ちで生徒を送り出してしまっていました。(申し訳ございません!!)
テスト直前の勉強方法とは?
結果は、前回と同じか微増という程度でした・・・
重要な「人は忘れる」という事と「どこでどの知識を用いればいいのかという判断には訓練が必要」という視点が欠けていたのです。
具体的に言うとテスト直前は本番形式のまとめの問題、ランダムに出された問題に取り組まなければならないのです。
本番は教科書やテキストのように「今から比例の問題出しますよ~、例題のように公式を使ってくださいね~」と言われるわけではありませんからね。
自分自身で比例なのか反比例なのか、何の公式を使うのか、何をどこに代入するのか等判断しなければならないわけです。
そのことに気づいてから私の個別指導では、授業は予習で進め、直前は余裕をもって予想問題やまとめの問題に取り組んでもらうようにしています。
練習の段階で高得点を取る
本番はどうしても緊張しますし時間制限もあります。
高得点を取るためには「練習の段階で高得点を取る」必要があるのです。
これらを理解し実践するようになってから中学生の数学は安定して成績を伸ばせるようになりました。
前回より17点アップ
I君。
正式な入塾は12月ですが、非常に前向きで塾のこと、私のことも気に入ってくれたようです。
「なんとしてでも期待に応えたい」と感じた私は毎日のように自習に来るI君に勉強のやり方を教えたり、プリントをあげたりしました。
特に今回のテスト範囲とI君の状況に鑑みると、数学が得点しやすのではないかと推察し、私の手が空いている限りは効率的なテクニックなどを教えました。
多少、問題の種類を変えて取り組んでもらううちに考えるより先に手が動くようになりました。
結果は前回より17点アップ。
答案を見せてもらいましたが、もったいないミスがいくつかあったのであと5点~10点取れていても良かったかなとは感じました。
本人としても塾で手ごたえを感じていただけに少し不満げでしたが本格的に勉強し始めて2週間ですから、決して悪いものではないと思います。
更なる飛躍を期待
次の期末テストまでは3ヶ月くらいありますね。
しっかり準備出来れば更なる飛躍が期待できます。
テストが終わってホッとしている生徒さんも多いと思いますが、次のテストへの準備はもう始まっています。
私も次は万全の状態で送り出せるよう、日々指導していきます。
栄伸館塾長 小西啓太